①どの店舗にするか?
N-VAN e:は2024年10月10日に発売されたばかり。
中古車はまだ出回っていないし、LEVOの補助金も新車にしか給付されない。
つまり購入の選択肢は、HONDAディーラー一択だ。
どうせ買うなら、通いやすくて雰囲気の良い店舗がいい。
10km圏内で調べてみると、なんと6店舗もある。
早速Googleマップで口コミを確認。
……どこもかしこも評価が悪い。
平均2.5点か…危険な予感。
自分もディーラーに勤めていたので、裏側がなんとなく分かる。
ただ、ダイハツにいた頃は接客は良かった記憶がある。
ホンダはお客にも雑なのか……?
結局どこに行っても大差はないのかもしれない。
メンテは自分でできるから、最低限の付き合い程度でいいかな。
そう割り切って、通いやすそうなHONDAカーズの別会社が運営する2店舗を選んだ。
同じホンダでも、会社ごとに雰囲気が違うと思うので、比較のために両方行ってみることにした。
電話で予約を入れると、対応はごく普通。
当日、時間をずらして2店舗回る予定を立てた。
②HONDAディーラーを比べてみた
まず1店舗目に到着。
お出迎えはなし──まあ別にいい。
店内は広くて清潔。
ただ、展示車は置いていないとのこと。
やはりEVはまだ需要がないのか?
席に案内されるが、飲み物は出てこない。
そのまま15分ほど待たされ、やっと営業が現れた。
現れたのは、細身で無表情の営業マン。清潔感は微妙だったが、話してみると意外と話しやすい。
一応見積もりを作ってくれたが、「値引きは0です」とのこと。つまり定価。
LEVO補助金の話をすると「数年前にやったことがあるから任せろ」と言う。
……ほんとに大丈夫かな? 口だけ感が否めない。
「もう一店舗にも行く予定があるので」と告げて、店を後にした。
次に2店舗目に到着。
ここもお出迎えなし。「あぁ、ここもか……」と思う。まあいいんだけど。
この店にはN-VAN e:の展示車があった。
グレードはL4、ボディカラーは白。
全体を眺めると……ちょっと地味だ。
白でハロゲンヘッドライトだから余計にそう見えるのかもしれない。
正直「ただのバン」という印象。
隣に並んでいたN-BOXはLEDヘッドライト仕様。
HONDAのLEDは丸目が常時点灯で、あれが結構好きなんだ。
やっぱりLEDになるだけで雰囲気がガラッと変わる。
もしN-VAN e:もLEDだったら、もっと良く見えるんじゃないか。
やはりFUNグレードを見てみたいなと思ったが、実車はどの店舗も置いてないというので諦めた。
この店舗も店内は清潔で綺麗。
席に案内され、ドリンクを用意してくれたのは好印象。
最初の営業にN-VAN e:のことを聞いたが、よく分からないらしく別の営業に交代。
新しい担当は活舌が悪く早口で、聞き取りづらい。
押しも強くて、正直嫌な予感がした。
補助金の話をすると「CEVはやったことがあるが、LEVOは未知数。でもできる限り対応する」との回答。
見積もりをお願いすると、45,000円ほどの値引きがあった。
とはいえ、N-VAN e:の白(L4グレード)は正直微妙に見えてしまった。
見積もりを受け取り、「少し考えます」と告げて店を後にした。
③ もう一度、他の車と比べてみる
見た目の満足度が得られなかったため、もう一度他の車と比べてみようと思い、大きめの中古車屋に足を運んだ。
再びジムニーを眺める。やはり見た目はかっこいい。だが、やはり荷室が狭い。
普通車のワゴンタイプも見てみたが、どれも長くて横幅があり、運転がしづらそうだ。
ジープ・レネゲードはかなりかっこよかった。だが、後席を倒してもフラットにはならない。
やはり積載性ではN-VANが圧勝だ。
戦えるとしたらキャラバンやハイエースあたりかもしれない。
見た目も迫力があってかっこいい。けれど、長いし大きすぎる。
④ちょうどいいクルマ
どう考えても、N-VAN e:が一番ちょうどいい。
- 軽なので維持費が安い
- 荷物もたっぷりフルフラットの荷台に載せられる
- 電気自動車で先進的・静か・快適・エコ
- 見た目もまあまあ許容範囲
「めちゃめちゃ欲しい」という熱量まではいかない。
けれど、今の自分に最もしっくりくるのは、やはりN-VAN e:だった。
しかもLEVO補助金を使えば、この車が実質150万円台になる。
見た目も機能も価格も──バランスが絶妙に良い。
🟢 次回【第4部】へつづく
次回はいよいよ「N-VAN e:の購入を決める編」。
補助金、黒ナンバー、そしてディーラーでの手続き──そこから人生が大きく動き始める。